健康と精神疾患

HSPという敏感すぎる気質について

HSPという敏感な人

HSPとは、Highly Sensitive Personの略で、
すごく簡単にいうと「感受性が高く、敏感すぎる人」です。

先天的に生まれ持った素質で、
人間の15~20%はこの性質をもっていると言われています。

HSPを知ったキッカケ

ぼくが初めてHSPという言葉を知ったのは、

適応障害の療養中で、
自分の事をもっと知りたくて
ストレスの原因について色々と調べているときでした。

自分の視野を広げたくてkindle unlimited
読み放題対象になっている本の中から
興味のある分野の本を探していたときでした。

※「kindle unlimited」は月額980円で、
そのとき対象となっている本が読み放題となる
Amazonが提供するサービスです。

 

ストレス」とか「敏感」という言葉で
検索してるときに出会ったのがこの本でした。

2019年5月29日現在も、
kindle unlimitedで無料公開しているみたいです。

 

読んでみてですが、
全てってわけではないですが
8割はくらいは自分も似た経験があってものすごく共感しました。

それと同時に、
世界には自分と似たような人もいるのだと、
少し安心したことを憶えています。

 

HSP診断テストをやってみる。

それからHSPについて自分で調べて、
HSPの診断テストを受けてみました。

診断テストはこちらからできます。
※エレイン・N・アーロン博士の公式サイト(日本語版)

 

つめまる
つめまる
ぼく1個以外当てはまるんだが…?(26/27問中)
つめまる
つめまる
いやいや僕だけだと一般的な人の数値がわからないし?
友達にもやってみてもらおう。
つめまる
つめまる
うさ子ちゃーん!
こころの敏感さを調べるテストなんだけど、
試しにやってみてくれない?
うさ子
うさ子
いいよー!。HSPテストっていうんだね!
私も細かくてストレス感じやすいタイプだし、
きっと当てはまるよ!
つめまる
つめまる
「ぼく目線で細かいと感じたことはない」
 と思ったことは心の中にしまっておこう。
うさ子
うさ子
15個当てはまったよ!私もHSPみたい!
つめまる
つめまる
そっかぁー。
(ここで完全にぼくはHSPだと自覚しました。)

 

HSPの性質DOESとは

HSPの人は、
「DOES」と呼ばれる
4つの性質を全てを合わせ持つとされています。

①つ目の性質「D」

処理の深さ(Depth of processing)

・HSPは感覚データを通常よりはるかに深く、かつ徹底的に処理しているが、それは神経システムにおける生物学的な差異によるものである。

ウィキペディア(Wikipedia) より引用

処理の深さ(Depth of processing)の例

  • 1つの部分をきいて、全体像の予測ができたり、答えがわかる。
  • 考えすぎる結果、物事のリスクや障害が浮かび、行動できない。
  • 有名人の誰々が浮気したとかのゴシップのような浅い話が苦手。
  • 友達のおすすめのPCは?とかの質問に対して、そのときの用途目的と割引キャンペーン等含めて説明するも情報多すぎてよくわからないと言われる。
  • 気を付けてないと、旅行の予定を立てるとき、観光地の所要・移動時間含めて綿密に計画を立てすぎてしまう。
  • だいたい考え事をしている。
  • ぼーっとしようと決意しても、いつのまにか考え事をしている。
  • 連鎖的に考え事が浮かんできて眠れなくなる。

 

②つ目の性質「O」

刺激を受けやすい(Overstimulated)

・感覚的に敏感である。五感や、人の感情や雰囲気から受ける刺激が非HSPに比べ強い。何に対して敏感かは個人差がある。多くの刺激を受ける為に心身ともに疲れやすい。疲れが蓄積され不機嫌や体調不良などにつながりやすい。嫌なことだけでなく、楽しいことでも刺激が多すぎると疲労になる。

ウィキペディア(Wikipedia) より引用

刺激を受けやすい(Overstimulated)の例

  • 相手の何気ない一言に傷ついて、一週間くらい引きずる。
  • 週末の人混みなど、雑踏音や情報が多いと気持ち悪くなる。
  • パーティーなどの大人数での催し事が苦手。
  • 人が多い環境だと、周りの環境が気になって集中できず仕事にならない。
  • 急に話しかけられるとビクっとする。
  • 新しい環境や変化が多すぎる環境だと、気疲れが多く、能力を存分に発揮できない。

 

③つ目の性質「E」

感情的反応性・高度な共感性(Emotional reactivity and high Empathy)

・神経細胞「ミラーニューロン」の活動が活発であることにより、共感力が高く感情移入しやすい。

ウィキペディア(Wikipedia) より引用

感情的反応性・高度な共感性(Emotional reactivity and high Empathy)の例

  • 聞き上手である。
  • 相手の感情に影響を受けやすく、ポジティブで行動的な人と話すと自分もしばらくポジティブになる。
  • 上記と同様にネガティブも移りやすい
  • 強く感情移入した結果、他人を優先してしまいがち
  • 他人の意見を優先し、自己犠牲しがち
  • 明らかに自分に敵意をもった人間から攻撃(悪口や裏工作)された場合であっても、無意識的に敵意をもった人間に対しても強い共感力を発揮してしまうため、自分が先に相手に不快なことをしたのではないか?など自分の悪かったところを探し、自分を責めてしまう。
  • 怒られているのが他の人であっても、自分が怒られているように感じる。(共感性羞恥)

 

④つ目の性質「S」

些細な刺激に対する感受性(Sensitivity to Subtle stimuli)

・人や環境における小さな変化や、細かい意図に気づきやすい。無意識的あるいは半無意識的に環境内の些細な事柄を処理できる能力から、しばしばHSPは「ギフテッド」や「第六感」を持っているように見えることもある。

ウィキペディア(Wikipedia) より引用

些細な刺激に対する感受性(Sensitivity to Subtle stimuli)の例

  • 他の人が気づかないような電磁波に敏感。
  • 冷蔵庫の駆動音が気になる。
  • 時計の針の音が気になり眠れない。
  • オフィスで左右の人の動きや、視界に入る人の目線が気になり集中できない。
  • カフェインに対して敏感。
  • 人の気配に敏感。

 

HSPは生きづらい

自分もHSPですが、正直に言って、
現代社会だとHSP気質の方は生きづらいと思います。

つめまる
つめまる
やっぱつれぇわ。

たまにオフィスでめっちゃキレて怒鳴ってる人とかいるし、
共感性羞恥であたかも自分が怒られてる気分になって平静を保てません。
平静保てないとまったく集中できないから自分の作業が
終わらなくて帰れないという悪循環ループに陥る。

つめまる
つめまる
怒鳴るんなら会議室とか個室でやってきてほしい。
つめまる
つめまる
怒鳴り声に関しては、
非HSPの人達の集中も奪っていると思うんだけどなぁ。

共感性羞恥とは

共感性が高いために、
現実の対象は他人なのに、自分の事のように感じることです。

例:
他人が怒られたり・嘲笑されているのを見ると、
自分自身が怒られたり・嘲笑されているように感じます。

テレビのアンケート結果によると10%くらい
しかいないみたいだけど本当なのか?と驚きを隠せないです。

ほんとに10%ならもう少数派すぎて、
普通の人には共感も得られないだろうから
もうどうしようもなく生きづらいよね。

つめまる
つめまる
やっぱつれぇわ。

 

個人的にしている対策

言うは易し行うは難しなんですが、
自分の優先度を1番にすることを意識しています。

優先度のイメージ
  1. 自分
  2. 自分
  3. 自分
  4. 家族・大切な人
  5. 親しい友達
  6. 会社関係
  7. 友達
  8. その他の人
  9. 敵意・悪意を持って接してくる人

普通の方には
「1~3位が自分っておかしいだろ!」と、
思われるかもしれません。

けど、物心ついてから20年くらいは無意識的に
とってきた行動・思考の癖を少しでも改善していくには
これくらいがいいのかなと個人的には考えています。
※HSPは無意識に自己犠牲払ってでも他者優先するところがあります。

実生活で、
違和感を感じたりパニックになったときは、
「他人を優先しすぎて自分を犠牲にしていないか?」と
自問自答して、優先度のイメージを思い浮かべるようにしています。

こう考える事で自分軸が明確になるので、
昔よりは、幾分かは楽になりました。


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