カラオケが好きで
歌がうまくなりたかった男が
歌がうまくなるためにたくさんの努力する時間を消費してから、
発声に関係する病気であったことを
知って後悔したお話です。
この記事の内容はこれから
「歌の上達の努力をはじめよう!」とか
「現在進行形で努力している人」に対しては
結果的にあなたの努力に対する意欲を
奪う内容となってしまう可能性があります。
こういう例もあるって知って
アナタが後悔しなさそうな道をえらんでほしいです。
歌がうまくなる努力をしても大して上達しないことはあるし、病気が原因の場合もある。
声帯溝症が発覚したときのこと。
ぼくの場合は
「声帯溝症(声帯萎縮症)」
という病気が発覚したのがたまたまで、
発覚した当時には
もう歌がうまくなりたいって欲求も
落ちていた時期ではありました。
ここからは声帯溝症だと知ったキッカケのお話です。
じぶんが慢性上咽頭炎という病気かを
知りたくて耳鼻咽頭科の病院に行き、
お医者さんに相談していたときでした。
※慢性上咽頭炎については、
この記事で伝えたいことからはそれるため省略しています。
ぼく「喉の違和感?というかイガイガというかつまった感じというのが、こどもの頃からずっとある気がするんです。」
簡単な麻酔をしてから鼻から内視鏡いれてもらい、声帯と上咽頭の写真を取ってくれました。
そしてお医者さんに告げられました。
医者「軽度の声帯溝症ですねー。」
と告げられました。
ぼく「声帯溝症?なんですか?それ?」
って質問をすると
いまさっきとった僕の声帯の写真を
見せられながら声帯に溝があるので
普通の人と比べると発声がしにくいと説明されました。
ぼく自身、歌がうまくなるための努力を
真剣にしていたときに、人間の
発声と声帯の仕組みは一度勉強していたため
なんとなくはピンときました。
ぼく「溝あるから声をだすときに声帯を
バランスよく閉じにくいってことですか?」
医者「はい。あなたの声もそれが原因のひとつだと思います。」
あなたの場合は、
こどもの頃からとのことなので
おそらく先天性である可能性が高い。
生死にかかわる病気ではないので、
必ずしも治療が必要ではない。
伝えてはおくけど対症療法として
声帯にコラーゲンや自分の脂肪を
注入して溝をへらす手術がある。
ただ、このあたりの専門治療は
音声外科やボイスクリニックの領域。
というお話でした。
ここまでの話で何が言いたいかというと
上達しにくい要因の一つとして
「声帯溝症」が隠れている。
かもしれないってことです。
そして本当に自分の声が
いやでいやで、たまらない場合は
手術で改善の可能性はあるらしいです。
声帯溝症だとしったときの気持ち
そのときは
歌がうまくなりたいって欲求も
だいぶ落ちていた時期だったのもあり
そんなに絶望することはなかったです!
ごめんなさい。大嘘です。
もうめちゃくちゃに絶望したし
そのときも一度
家で泣いた記憶がうっすらとあるし、
いま当時を思い出しながら
この文章を書いているけど
涙がでてきて10分くらい手がとまりました。
きっとそのときのぼくは無意識に、
周りのどんどん上達していく友人たち
に負けたくなかったんだと思います。
いまのぼくはもう頭の中ではそんなものは
陳腐なプライドだとわかってはいるけど
ぼくの心はまだ拭い去れないみたいです。
それだけ当時のぼくは
真剣に歌がうまくなりたかったんだと
いまは思うことにしました。
ちなみに僕はやらないことにしましたが、
声帯溝症の手術をやるかも1ヵ月くらいは
悩んだし、音声外科にも一度いきました。
歌がうまくなるなるためにやったことの一覧
声帯溝症が発覚したときのことだけだと
言葉に説得力があまりないと思います。
そのため歌がうまくなりたかったときに
やっていたことを思い出せる限りは、
一覧にしておきます。
- ほぼ毎週の休日の1日をカラオケで3~6時間過ごす。
- 自分の歌を録音してきく。
- 人間の発声の仕組みを知識として勉強する。
- れみぼいすなどのボイトレサイトを参考に練習する。
- 【声・滑舌】
- Be-Vo (ビーボ)
を使う(2週間くらい) - 【肺活量】パワーブリーズ プラス
を使う(2か月継続) - 【顔・口筋】フェイシャルフィットネス パオ
を使う(2か月継続) - 【滑舌】通勤中にマスクの下で、口閉じながら舌回しをする。
- 【発声】奇跡のボイストレーニングBOOK
のCDで練習する(2か月継続) - 【発声】エリックさんのラガラガ体操をする(3ヵ月継続)
自分でいうのもアレなんですが
一覧化すると客観視ができます。
自分のヤバい奴な感じがわかる。
とくに通勤中の舌回しはヤバイです。
言い訳ですが、舌回しは仕方ない。
その当時は家に着くの23~24時が。
当たり前であまり時間がなかったんだ。
家では【発声】の練習をしたかったし。
※仕事終わりの夜中の1時とかに風呂場で
発声練習は近所迷惑になるのでやめましょう。
幸いなことに一度もクレームきたことはなかったです。
もしかしたら人によっては
大して努力できてないじゃんって思うかもしれないけど
僕にとっては当時けっこう真剣にやっていました。
声帯溝症のぼくが伝えたい事
最後に声帯溝症の僕が伝えたいのことは
- 努力が報われるとは限らない
- 時間は有限である
というありきたりな2つです。
アナタがたくさんの時間をかけて
歌の上達への努力をしたあとに
ぼくと同じように「声帯溝症」と
後から知り、後悔してほしくなくて
この記事をかきました。
もちろん声帯溝症知ったうえで努力を続ける事もできますが
「知ってた」うえで努力。と
「知らない」なかで努力。だと
大きく意味が違うと、ぼくは思います。
たくさんやってから知ったぼくは後悔して泣きました。
それでも僕は歌うのが好きです
ぼく自身は「歌がうまくなること」に対して
の大きな努力はもうやめてしまったし、
誰かと一緒にカラオケには
基本的に行かなくなりました。
どうしてかというと
無意識に他人と比較して
苦しくなってしまうからです。
頭では無意味だとわかっているけど
どうしても人とカラオケにいくと
無意識にくらべてしまう。
そしてそんなこと考えてしまう自分に
嫌悪感をいだいてしまうから。
ただそれでも歌うことは好きです。
たまに鼻歌を歌ったり、ヒトカラに行って歌ったりすることもあります。
いまは田舎のほうに住んでいるので
「DAM for Windows10」か「DAM for PlayStation4」を導入しようか悩んでいます。